2008年3月のtopでCTGジェニーに着せたいちご振袖です。
　フルセットではありますが、全体的に安価でカジュアルな素材を使っています。試作のつもりでしたが、せっかくだからと縫い代を三つ折りまつりで仕上げました。

　画像左上端が帯揚げ、隣が帯締め、布が上から作り帯、いちご振袖、長襦袢、肌襦袢、裾避け、下の小物が左から腰帯、だて締め、足袋になります。

　振袖はおはしょりを作らず、腰帯で止めています。腰帯は布の耳など余り布か平織りの綿テープがすべらず厚みも押さえられていいような。
　長襦袢やおはしょりを上から押さえるだて締めは片面サテンリボンです。人形の梱包材として使われていたものを再利用しています。

　ジェニーをはじめファッションドールはウエストが細いのですが、これだけ重ね着すると布の厚さで自然と寸胴に(笑) なるので、腰にティッシュを巻いたりなどの下準備は不要です。

　まずは肌襦袢と裾避けから着用です。
　肌襦袢は白のローンと薄手のラッセルレースを使用。裾避けは赤のエイティスクエアです。足袋は淡ピンクブロードのバイアス使いです。

　次に長襦袢着用。
　長襦袢は薄手のギンガムストライプ・薄ピンクです。

　肌襦袢・裾避け・長襦袢は囲み製図のまま、特に調整はしていません。5mmの縫い代は半分に折り、三つ折りまつり縫いで仕上げています。
　和服は直線が主なので、三つ折りでもドレスよりすっきり仕上がる気がします。

　全部着せたところです。

　振袖はいちご模様のブロードプリント。目が詰まっているので和装向きではないのですが、かわいい柄が豊富なのでつい買ってしまう…。振り布と八掛はいちごの色に合わせて赤のギンガムにしました。だて襟は淡ピンクのブロードです。

　作り帯は厚手の和風布で、多色の織り縞入りのやたら縞と呼ばれるものです。
　帯揚げはエスニックプリントのローン、帯締めはアジアンノット用の紐に花型ビーズを通しただけの簡単な作りです。